特集 緑内障診療―グレーゾーンを越えて
Ⅰ.診断編
3.視神経乳頭
乳頭の大きさと傾斜
谷野 富彦
1
1西鎌倉谷野眼科
pp.80-84
発行日 2009年10月30日
Published Date 2009/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410102925
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はじめに
わが国の緑内障のうち最も頻度の高い正常眼圧緑内障は,その診断に際して視野とともに視神経乳頭所見が非常に重要で,正確で詳細な観察が必要である。一方,緑内障は慢性疾患で,視神経,視野の変化は非常に緩徐である。また長期の観察期間中には診察医の交代もありうるので,治療の継続性の点からもその変化を客観的に把握するため,眼底所見の記録は視野,眼圧とともに詳細な陥凹の記載が必須である。
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