Japanese
English
◆ケーススタディ
三肢切断児の一症例報告—2歳から小学校入学まで
A Case Report of 4 Years Progress of a Three Limb Amputee Child : From 2 to 6 Years of Age
稲垣 利重子
1
,
澤田 小夜子
1
Rieko Inagaki
1
,
Sayoko Sawada
1
1新潟労災病院
1Niigata Rousai Hospital
キーワード:
切断
,
小児
,
義肢
,
訓練
Keyword:
切断
,
小児
,
義肢
,
訓練
pp.132-138
発行日 1991年5月15日
Published Date 1991/5/15
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- サイト内被引用 Cited by
要旨:本稿は,列車事故による三肢切断児(診断名:右上腕近位切断・右膝離断・左下腿近位切断)の約4年間の作業療法経過について述べている.受傷時年齢は2歳2ヵ月であった.作業療法では能動義手の早期適応訓練・ADL訓練を中心に実施した.能動義手については義手の重量や肘継手の選択時期を考慮したり,ハーネスのコントロールシステムが有効に働くようウエストバンドによる工夫などを行なった.現在,症例は義手を嫌がらず(夜間を除いて)毎日装着しており,ADLは自立し,小学校普通学級に通学している.
Copyright © 1991, Japanese Association of Occupational Therapists. All rights reserved.