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特集 子供のリハビリテーション
Ⅲ.子供のリハビリテーション(脳性麻痺を除く)
小児切断
Management of the Child Amputee.
加倉井 周一
1
Shuichi Kakurai
1
1帝京大学リハビリテーション科
1Department of Rehabilitation Medicine, Teikyo University School of Medicine.
キーワード:
小児切断
,
先天性奇形欠損
,
後天性切断
,
義肢
Keyword:
小児切断
,
先天性奇形欠損
,
後天性切断
,
義肢
pp.831-835
発行日 1987年9月10日
Published Date 1987/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106624
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Ⅰ.小児切断者の定義と発生頻度
小児切断者の上限年齢についてアメリカではjuvenile amputeeとして21歳までを含めているが,本邦では児童福祉法の兼ね合いはあるものの我々は原則として12歳(小学校6年生)まで,特殊な切断並びに先天奇形は18歳まで観察を続けている.
本邦の小児切断者の発生頻度については明らかでなく,限られた地方自治体のデータしかない(東京都―全切断者の3.6%1)―昭和44年.兵庫県―全切断者の4.4%2)―昭和42年).昭和45年10月に行われた厚生省の障害児推計調査によると,上肢切断2000人,下肢切断900人,合計2900人が唯一の全国と統計になっている.
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