Japanese
English
◆原著
新生児の方位反応—NICUにおける認知能力評価の試み
Orientation Response of Newborn Infant : Evaluation of Cognitive Performance in the Neonatal Intensive Care Unit
畠山 真弓
1
,
岡本 直美
1
,
黒澤 保壽
1
,
近藤 知子
3
,
浜野 いずみ
2
Mayumi Hatakeyama
1
,
Naomi Okamoto
1
,
Yasuji Kurosawa
1
,
Tomoko Kondo
3
,
Izumi Hamano
2
1聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院リハビリテーション部
2聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院小児科
3町立浜岡病院リハビリテーションセンター
1Department of Rehabilitation, St. Marianna University, Yokohama Seibu Hospital
2Department of Pediatrics, St. Marianna University, Yokohama Seibu Hospital
3Rehabilitation Center, Hamaoka Municipal Hospital
キーワード:
新生児
,
評価
,
認知反応
Keyword:
新生児
,
評価
,
認知反応
pp.124-131
発行日 1991年5月15日
Published Date 1991/5/15
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- 参考文献 Reference
要旨:在胎27-41週の周産期センターの乳児について,〈人の顔〉,〈光〉,〈赤いボール〉,〈ガラガラ〉に対する方位反応を評価し,評価としての有用性を検討した.①生後1週における方位反応は在胎週数が多い者ほど高い反応を示し,在胎週数による評価の指標が得られた.②刺激により反応性は異なり,〈人の顔〉への反応は有意に低く〈ガラガラ〉への反応は高かった.③NICU15例における受胎後40週めの方位反応は,〈ガラガラ〉を除き一般産科群と反応に差はなかった.以上より,方位反応は早期出産児の成熟レベルを知る評価として有用であることが示唆された.
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