Japanese
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実践講座 リハビリテーションにおける法制度 2
疾病による切断のリハビリテーション
Rehabilitation for amputation by sickness.
水野 勝広
1
,
芹生 明
1
,
木村 彰男
1
Katsuhiro Mizuno
1
,
Akira Seriu
1
,
Akio Kimura
1
1慶應義塾大学月が瀬リハビリテーションセンター
1Keio University Tsukigase Rehabilitation Center
キーワード:
切断
,
義肢
,
義手
,
法制度
,
筋電義手
Keyword:
切断
,
義肢
,
義手
,
法制度
,
筋電義手
pp.743-748
発行日 2005年8月10日
Published Date 2005/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552100154
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はじめに
リハビリテーション医療の現場においては,患者のリハビリテーションを円滑に進め,社会生活への復帰を促すために,さまざまな場面で社会資源の活用が必要となり,そのための法制度に関する知識は不可欠である.リハビリテーション医は,患者の疾患や障害に対するマネージメントだけでなく,ソーシャルワーカーなどと協力して,患者が適切な時期に必要な社会資源を活用できるよう配慮する必要がある.
疾患による四肢の切断のリハビリテーションにおいては,とくに患者の状態や時期に応じて仮義足(手),本義足(手)などを適切に処方する必要があるが,義肢そのものが高価であるため,医学的な側面だけでなく,法制度を利用し,患者の経済的負担にも配慮する必要がある.さらに,患者の状態によっては車いすやその他の補装具なども必要となる場合もあるが,ここでは,義肢の処方,交付に重点をおいて,切断者のリハビリテーションに必要な法制度をまとめることとする.
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