Japanese
English
◆ケーススタディ
頭部外傷に対する作業療法の一考察
A Case Report of Activity Gradation in Head Injury
長谷川 好子
1
,
浜田 暁子
2
,
中嶋 真須美
3
,
竹内 佳美
3
,
石田 暉
3
Yoshiko Hasegawa
1
,
Akiko Hamada
2
,
Masumi Nakashima
3
,
Yoshimi Takeuchi
3
,
Akira Ishida
3
1戸田市健康管理センター
2国立療養所村山病院
3東海大学大磯病院
1Toda Health Center
2National Sanatorium Murayama Hospital
3Tokai University Oiso Hospital
キーワード:
頭部外傷
,
作業活動
,
段階づけ
Keyword:
頭部外傷
,
作業活動
,
段階づけ
pp.65-71
発行日 1991年2月15日
Published Date 1991/2/15
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- 参考文献 Reference
要旨:青年期の頭部外傷の一症例に対し,作業活動を用いて高次脳機能障害や,社会適応力の改善を目的に訓練を行った.その過程では,症例の認知能力の回復に合わせて作業活動を変化させ,また作業手順の分解やOTの援助など作業環境の設定において段階づけを行った.その結果,問題解決能力や学習能力の向上及び生産的活動能力の改善がみられ,作業所への入所が可能となった.本稿では,症例の認知—行動機能の回復をMalkmusの表したLevels of Cognitive Functioningに合わせて振り返り,作業活動の有効性,及びその導入における段階づけの重要性について考察を行った.
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