Japanese
English
特集 第4次産業革命がもたらすリハビリテーション医療のこれから
3 上肢ロボットリハビリテーションの現状と課題
Current Status and Issues on Upper Limb Robotic Rehabilitation
越智 光宏
1
,
佐伯 覚
1
Mitsuhiro Ochi
1
,
Satoru Saeki
1
1産業医科大学医学部リハビリテーション医学講座
キーワード:
上肢訓練支援ロボット
,
リハビリテーション訓練
,
脳卒中
,
片麻痺
,
タッチパネル操作
Keyword:
上肢訓練支援ロボット
,
リハビリテーション訓練
,
脳卒中
,
片麻痺
,
タッチパネル操作
pp.372-376
発行日 2022年4月18日
Published Date 2022/4/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨 上肢の訓練支援ロボットは,上肢自体の複雑さゆえに下肢に比べてやや遅れて進化している.末梢効果器型が主流であったが,最近は手指型の訓練支援ロボットも開発され,脳卒中をはじめ麻痺や可動域制限を生じている疾患に用いられている.効果のエビデンスも構築され,本邦でも保険が適応となり少しずつ普及が進んでいるが,汎用性や操作性にも配慮が必要であり,まだまだ発展途上である.また,医療もICT化が進みスマートフォンなどのタッチパネル操作が日常生活活動や社会参加に不可欠となっており,操作に必要な機能評価や,訓練,操作能力の改善評価ツールの開発もあわせて期待されている.
Copyright © 2022, The Japanese Association of Rehabilitation Medicine. All rights reserved.