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特集 第4次産業革命がもたらすリハビリテーション医療のこれから
4 遠隔心臓リハビリテーション治療の現状と課題
Current Status and Issues of Remote Cardiac Rehabilitation Therapy
木田 圭亮
1
,
貝原 俊樹
2
,
佐々木 信幸
3
Keisuke Kida
1
,
Toshiki Kaihara
2
,
Nobuyuki Sasaki
3
1聖マリアンナ医科大学薬理学
2聖マリアンナ医科大学循環器内科
3聖マリアンナ医科大学リハビリテーション医学
キーワード:
外来心臓リハビリテーション治療
,
身体活動量低下
,
遠隔管理型運動システム
,
日本遠隔運動療法協会
,
ウェアラブルデバイス
Keyword:
外来心臓リハビリテーション治療
,
身体活動量低下
,
遠隔管理型運動システム
,
日本遠隔運動療法協会
,
ウェアラブルデバイス
pp.377-384
発行日 2022年4月18日
Published Date 2022/4/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨 COVID-19の感染拡大前から外来心臓リハビリテーション治療への参加率が低いことは指摘されており,その参加を妨げる大きな要因として,「心臓リハビリテーション施設へのアクセスや時間の障壁」があると報告されていた.つまり,自力で外来リハビリテーション治療の通院が可能な世代は,仕事や家事・育児などによって通院が困難である一方で,比較的時間には余裕のある世代は,家族などのサポートがないと自力では通院が難しいというジレンマがある.遠隔心臓リハビリテーション治療のコンセプトは以前からあったものの,COVID-19によりその必要性が加速している.国内外の研究結果も交え,本稿では,遠隔心臓リハビリテーション治療の現状と課題について,概説したい.
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