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特集 リハビリテーション医学におけるADL評価と臨床研究
1 リハビリテーション診療におけるADL評価とは—臨床から研究まで
What is ADL Assessment in Rehabilitation Practice? : From Clinical Practice to Research
園田 茂
1
Shigeru Sonoda
1
1藤田医科大学七栗記念病院
キーワード:
日常生活活動
,
能力低下
,
障害構造
,
帰結
,
難易度
Keyword:
日常生活活動
,
能力低下
,
障害構造
,
帰結
,
難易度
pp.970-974
発行日 2021年9月18日
Published Date 2021/9/18
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- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨 ADLは,レベルアップの対象として,また効果判定ツールとして重要である.FIMとBarthel indexは信頼性・妥当性の検証されたADL評価法であり,また診療報酬制度の中に用いられていることによっても頻用されている.細かな変化の捉えやすさは異なっている.ADLを用いた文献数は増加傾向であるが,世界の全文献数増加率ほどではない.脳卒中の帰結予測にADL評価は活用されているものの,十分な帰結精度は得られていない.ADL項目の難易度はRasch分析などで検討されてきており,疾患による違い,国による違いなどが見いだされている.FIMの合計点から各項目の点数パターンを予測して臨床応用することも可能である.
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