集中講座 評価法の使い方 シリーズ1 総論⑧・第9回
ADL・IADL
園田 茂
1
Shigeru Sonoda
1
1藤田医科大学七栗記念病院
キーワード:
日常生活活動
,
ADL
,
IADL
Keyword:
日常生活活動
,
ADL
,
IADL
pp.895-897
発行日 2020年9月10日
Published Date 2020/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552202040
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
リハビリテーション医療において,日常生活活動(activities of daily living;ADL)は必要不可欠な要素である.世界保健機関(World Health Organization;WHO)の国際障害分類では機能障害と社会的不利の間に位置する能力低下の主要部分を占めている.ADLはリハビリテーション医療の治療対象そのものであると同時に,治療効果判定のツールとしてもよく用いられる.
手段的ADL(instrumental ADL;IADL)はADLの拡張された概念で,自らに関することのみならず,周囲の人とかかわりのある活動のことである.IADLは大切であるものの,ほとんどの評価法が庭や交通機関といった現場で試さないと採点困難となる項目を含んでおり,結果的に評価法としては活用しにくい.
Copyright © 2020, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.