Japanese
English
教育講座
リハビリテーション科医に知ってほしい「がんロコモ」—がん診療における運動器マネジメントの意義
The Concept “Locomotive Syndrome in Cancer Patients” for Rehabilitation Doctors
河野 博隆
1
Hirotaka Kawano
1
1帝京大学医学部整形外科学講座
キーワード:
がんロコモ
,
運動機能
,
QOL
,
パフォーマンスステータス
Keyword:
がんロコモ
,
運動機能
,
QOL
,
パフォーマンスステータス
pp.180-185
発行日 2021年2月18日
Published Date 2021/2/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
COVID-19パンデミックで顕在化した医療の分断
COVID-19のパンデミックによって,2020年春には街からは人が消え,誰もがマスクをし,仕事ではさまざまなリモート制度が導入され,街の風景や生活様式は一変しました.パンデミック初期にはわが国で感染者はごくわずかであり,同じ人たちが同じ制度,同じ建物の下で暮らしているのにもかかわらず,人の「意識」が変わるだけで,生活が激変し劇的な行動変容が生まれることを目の当たりにしたのです.
また,自治体や政府からの緊急事態宣言などの呼びかけが,人々の意識を変える大きなきっかけとなることも経験しました.人々の意識が変われば世界が変わることを経験するとともに,国家や社会の呼びかけが人々の意識を変えるきっかけになることもあらためて知ったのです.
Copyright © 2021, The Japanese Association of Rehabilitation Medicine. All rights reserved.