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特集 がんロコモ
6 がんロコモに対する横断的診療体制
Transdisciplinary Management for Locomotive Syndrome in Cancer Patients
髙木 辰哉
1
Tatsuya Takagi
1
1順天堂大学整形外科・リハビリテーション科・緩和ケアセンター
キーワード:
がんロコモ
,
骨転移
,
ロコモティブシンドローム
,
キャンサーボード
,
がんリハビリテーション
Keyword:
がんロコモ
,
骨転移
,
ロコモティブシンドローム
,
キャンサーボード
,
がんリハビリテーション
pp.318-323
発行日 2020年4月17日
Published Date 2020/4/17
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨 「がんロコモへの対応」は,「がんの運動器診療体制の構築」ともいえるだろう.これにはがん治療医に加えて,整形外科医,リハビリテーション科医,放射線科医,緩和医療医やメディカルスタッフなどが職種・診療科横断的に協力して行うことが重要である.しかし,チーム医療は,お互いの仕事内容への理解と,分野を超えた視点をもたないと成り立つのが困難となる.多くのがん種に対する診療方法が日々進歩しており,専門のがん治療医でさえも,最新の診療技術の更新に忙しい.そのため,がん治療医とサポートする側のコミュニケーションは,より大切になってくる.がんロコモに対する横断的診療体制は,今後のがん診療にとって必須になると思われる.
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