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特集 がんロコモ
2 がんロコモとがんリハビリテーション診療の関係性
Relationship between Locomotive Syndrome with Cancer Patient and Rehabilitation
酒井 良忠
1
Yoshitada Sakai
1
1神戸大学大学院医学研究科リハビリテーション機能回復学
キーワード:
ロコモティブシンドローム
,
がんロコモ
,
がんリハビリテーション診療
,
運動器管理
Keyword:
ロコモティブシンドローム
,
がんロコモ
,
がんリハビリテーション診療
,
運動器管理
pp.289-295
発行日 2020年4月17日
Published Date 2020/4/17
- 販売していません
- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨 がん生存者の増加に伴い,そのADL,QOL向上のため日本整形外科学会は2018年にがんロコモという疾患概念を提唱し,がん患者の運動器管理の重要性について啓発を行っている.一方,がん患者へのリハビリテーション診療が一般的に行われるようになり,がん患者のADL向上にリハビリテーション科医が果たす役割が大きくなってきている.がんロコモはあくまで疾患概念であり,がんリハビリテーション診療は診療行為であるので,その関係性は一般的なロコモとリハビリテーション診療と同じであり,がんリハビリテーション診断時にはがんロコモの鑑別が必要となり,がんロコモの治療としてがんリハビリテーション治療が用いられるものである.
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