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誌上シンポジウム がん診療×整形外科「がんロコモ」
がんロコモにおける骨軟部腫瘍専門医の役割
The Role of Musculoskeletal Tumor Specialists in Cancer Locomotive Syndrome
中田 英二
1
,
尾﨑 敏文
1
Eiji NAKATA
1
,
Toshifumi OZAKI
1
1岡山大学整形外科学教室
1Department of Orthopaedic Surgery, Faculty of Medicine, Okayama University
キーワード:
骨転移
,
bone metastasis
,
red flag
,
がんロコモ
,
cancer and locomotive syndrome
Keyword:
骨転移
,
bone metastasis
,
red flag
,
がんロコモ
,
cancer and locomotive syndrome
pp.1023-1029
発行日 2019年10月25日
Published Date 2019/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408201488
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骨軟部腫瘍専門医ががんロコモ予防のため取り組むべき課題として,骨転移の取り組み,がんのリハビリテーションなどがあげられる.筆者らは,骨転移に対する体系的な診療システムを構築し,麻痺の予防に取り組んだ.麻痺予防のために最も重要な対処法は,脊椎転移部に痛みが出現した場合,早急に画像検査を行い,痛みの原因と考えられる椎体破壊や脊髄圧迫を認めた場合,早急に治療(放射線治療など)を行うことである(Red flag).また,多職種連携チーム医療が重要であり,カンファレンスで情報を共有し,医療従事者の早期介入によりADLを向上させることが重要である.
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