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特集 がんロコモ
3 がんロコモに対するリハビリテーション治療
Rehabilitation for Cancer Related Locomotive Syndrome
篠田 裕介
1
Yusuke Shinoda
1
1東京大学医学部附属病院リハビリテーション科
キーワード:
がんロコモ
,
骨転移
,
リハビリテーション治療
,
ADL
,
QOL
Keyword:
がんロコモ
,
骨転移
,
リハビリテーション治療
,
ADL
,
QOL
pp.296-304
発行日 2020年4月17日
Published Date 2020/4/17
- 販売していません
- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨 治療の進歩により根治できないがん患者が長期に生存できるようになり,QOLを維持する重要性が増している.「がんロコモ」の目標は,適切な運動器管理を行うことでADLを維持し,最期まで歩くことであるが,これがQOLの維持に直結する.リハビリテーション科医は,整形外科やがん治療にかかわる多診療科・多職種と連携して,患者に生じている運動器の問題の原因を把握し,生命予後,骨折や麻痺のリスク,機能的予後を予測し,環境因子も考慮したうえで,ゴール設定を行わなければならない.
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