Japanese
English
特集 リハビリテーション医学における歩行分析とその臨床応用
1 歩行分析の基本的な考え方と進め方
Basic Viewpoint and Procedure of Gait Analysis
長谷 公隆
1
,
Munkhdelger Dorjravdan
2
Kimitaka Hase
1
,
Munkhdelger Dorjravdan
2
1関西医科大学リハビリテーション医学講座
2関西医科大学医学研究科
キーワード:
歩行分析
,
観察
,
3次元分析
,
床反力
,
表面筋電図
Keyword:
歩行分析
,
観察
,
3次元分析
,
床反力
,
表面筋電図
pp.114-120
発行日 2021年2月18日
Published Date 2021/2/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨 歩行分析には,二足歩行における病態を同定し,治療において重点化するべき問題を明確にする役割がある.観察による立脚期制御の歩行分析は,初期接地から荷重応答期・中期・後期の3相に分けて運動力学的な事象を考慮しながら評価する.定量的歩行分析は,3次元分析,床反力および筋電図計測を基本にして,臨床的ニーズに応じた計測システムを選択する.歩行推進力の指標には,立脚後期の床反力前後成分に加えて,爪先離地時の床反力作用点の位置を,股関節を中心とした角度として表す “trailing limb angle” が有用である.現代の歩行分析には,膨大な計測データから注目するべき指標を抽出するデータ・マイニングが含まれる.
Copyright © 2021, The Japanese Association of Rehabilitation Medicine. All rights reserved.