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特集 排尿・排便の障害学
4 難治性排便障害に対するアプローチ
Approach to Intractable Defecation Disorder
松田 恭平
1
,
植村 修
2
Kyohei Matsuda
1
,
Osamu Uemura
2
1杏林大学医学部リハビリテーション医学
2国立病院機構村山医療センターリハビリテーション科
キーワード:
脊髄損傷
,
神経因性腸機能障害
,
基本的腸管理プログラム
,
経肛門的仙腸療法
Keyword:
脊髄損傷
,
神経因性腸機能障害
,
基本的腸管理プログラム
,
経肛門的仙腸療法
pp.678-688
発行日 2023年8月18日
Published Date 2023/8/18
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- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨 難治性排便障害の1病型として神経因性腸機能障害(neurogenic bowel dysfunction:NBD)が挙げられる.NBDは多くの脊髄損傷患者に合併し,排便障害に留まらず心身機能やquality of life(QOL)に多大な影響を与える.これまでの管理プログラムはエキスパートコンセンサスに基づいたものが主流であったが,近年は排便障害について新たな知見が得られており,最新のエビデンスを考慮したガイドラインが各国で発行されている.最新のエビデンスに基づいた段階的アプローチにより,個々人の状態に合わせた包括的かつ体系的な排泄管理プログラムを構築する必要がある.
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