Japanese
English
特集 脳血管障害治療としての下肢装具と運動療法
3 装具外来における生活期脳卒中患者の装具療法と運動療法
Collaboration of Brace Treatment and Physical Therapy at a “Brace Clinic” for Chronic Stroke Patients
中村 学
1
,
遠藤 聡
1,2
,
佐藤 恵
1,3
,
手島 雅人
1
,
久米 亮一
4
Manabu Nakamura
1
,
Satoshi Endo
1,2
,
Megumi Sato
1,3
,
Masato Teshima
1
,
Ryoichi Kume
4
1医療法人社団苑田会花はたリハビリテーション病院リハビリテーション科
2東京大学大学院医学系研究科リハビリテーション医学分野
3東京都リハビリテーション病院リハビリテーション科
4株式会社COLABO
キーワード:
装具療法
,
運動療法
,
運動学習
,
多職種チーム
,
地域連携
Keyword:
装具療法
,
運動療法
,
運動学習
,
多職種チーム
,
地域連携
pp.272-276
発行日 2019年4月18日
Published Date 2019/4/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨 装具療法は脳卒中患者の立位・歩行獲得のために有効な手段であり,運動療法を合わせて実施することでその効果を高めることができる.セラピストの介入が少なくなる生活期においては,下肢の変形や異常運動を防ぐために下肢装具が重要な役割を担うが,その効果を発揮するためには,装具メンテナンスなどの患者指導も重要である.生活期でも多職種チームで連携してリハビリテーション診断と治療を行い,装具を装着したことによる歩行時の筋活動や下肢の運動を学習させる運動療法が重要である.さらに,介護保険サービスとの情報共有,地域の装具ユーザーやケアマネジャーへの相談窓口を設置するなど,地域連携も不可欠である.
Copyright © 2019, The Japanese Association of Rehabilitation Medicine. All rights reserved.