Japanese
English
特集 脳血管障害治療としての下肢装具と運動療法
2 現場での課題と制度
The Current Situation and Issues of Orthosis for Cerebrovascular Disorder from the Standpoint of the Grant System
根本 明宜
1
Akinobu Nemoto
1
1横浜市立大学附属病院医療情報部
キーワード:
下肢装具
,
補装具費支給制度
,
更生用装具
,
治療用装具
,
地域連携
Keyword:
下肢装具
,
補装具費支給制度
,
更生用装具
,
治療用装具
,
地域連携
pp.267-271
発行日 2019年4月18日
Published Date 2019/4/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨 脳血管障害のリハビリテーションは,急性期での早期からの開始,回復期リハビリテーション病棟での十分な量と生活を意識した訓練,社会復帰しての生活期のリハビリテーションと場を変えて行われる.下肢装具は,運動学習のために難易度を調整する道具として,また麻痺による機能障害を代償する道具として重要である.医療保険で給付される治療用装具,生活のために障害者総合支援法で支給される更生用装具があるが,医療施設の連携の中で適切な装具を供給することが必要である.地域連携パスはあるが,装具に関する連携は不十分である.ロボット技術の応用の効果が報告されているが,普及のためには診療報酬での加点など制度の充実が求められる.
Copyright © 2019, The Japanese Association of Rehabilitation Medicine. All rights reserved.