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特集 パーキンソン病
1 パーキンソン病の治療の最前線
Current Treatments for Parkinson's Disease
齊藤 勇二
1
Yuji Saitoh
1
1国立精神・神経医療研究センター病院脳神経内科
キーワード:
パーキンソン病
,
内科的治療
,
ドパミン補充療法
Keyword:
パーキンソン病
,
内科的治療
,
ドパミン補充療法
pp.180-184
発行日 2019年3月18日
Published Date 2019/3/18
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要旨 パーキンソン病(Parkinson's disease:PD)は,寡動や振戦,筋強剛といったパーキンソニズムを主症状とする代表的な神経変性疾患である.脳内のドパミン欠乏に対するドパミン補充療法が治療の要であり,PD患者の予後を大きく改善させてきた.さまざまな治療薬が近年も開発され,ますます治療薬の選択肢が充実してくるとともに,病態解明が進むにつれてこれまでの対症療法だけでなくdisease modifying therapyの開発も進むことが期待される.内科的治療以外にも外科的治療や運動療法をはじめとしたリハビリテーション治療も治療法として有用であり,これらの治療法を適切に組み合わせてPD診療をより高めていくことが重要である.
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