Japanese
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実践講座 疾患特有の評価法・1【新連載】
パーキンソン病
Assessment of Parkinson's disease.
中澤 信
1
,
長屋 政博
1
Shin Nakazawa
1
,
Masahiro Nagaya
1
1国立長寿医療センター病院リハビリテーション科
1Department of Rehabilitation, National Center for Geriatrics and Gerontology
キーワード:
パーキンソン病
,
評価
,
Hoehn & Yahr Score
,
Unified Parkinson's Disease Rating Scale(UPDRS)
Keyword:
パーキンソン病
,
評価
,
Hoehn & Yahr Score
,
Unified Parkinson's Disease Rating Scale(UPDRS)
pp.55-60
発行日 2007年1月10日
Published Date 2007/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552100449
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はじめに
パーキンソン病は振戦,筋固縮,無動,姿勢反射障害の4大症候が主にみられる進行性の神経疾患である.4大症候の結果として,生活のなかの多彩な場面で特徴的な運動障害がみられる(表11)).その他,付随する症状として自律神経症状,精神症状,睡眠障害などの非運動症状も合併することも多く,ADL(activity of daily living)に多くの支障をきたすことが多い.
パーキンソン病に治療的介入を行う場合,抗パーキンソン病薬を用いた薬物療法が中心となるが,現状では根本的な治療は難しく,症状の進行を止めることはできない.そのため,継続的なリハビリテーションが重要な位置を占めている.リハビリテーションアプローチの果たす役割は大きく,リハビリテーションを行ううえで理解が必要となる症状の特徴および評価ポイントやパーキンソン病特有の評価尺度について述べる.
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