巻頭言
回復期リハビリテーション病棟の勤務医
園田 茂
1,2
1回復期リハビリテーション病棟協会
2藤田医科大学七栗記念病院
pp.966
発行日 2018年12月18日
Published Date 2018/12/18
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- 文献概要
回復期リハビリテーション病棟制度に体制強化加算が加えられたのが2014年春である.この体制強化加算を算定するために,専従医師の「リハビリテーション医療に関わる研修」受講が必須要件となっている.これに該当する回復期リハビリテーション病棟専従医師研修会を2018年11月までで日本リハビリテーション医学会が4回,回復期リハビリテーション病棟協会が15回開催した.私はこの研修の「評価」部分のレギュラーメンバーとなっており,2,500人超の回復期リハビリテーション病棟に勤務する医師に接する機会をいただいたことになる.約1,800の回復期リハビリテーション病棟数と比して少ないと言うべきか多いと言うべきか.
この制度が始まる前にも回復期リハビリテーション病棟協会では回復期リハビリテーション病棟に勤務する医師を対象とした研修会を開いていたものの,参加者が少なめで対策に苦慮していた.ある意味,専従医要件は効果的な施策と言えよう.
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