口絵
産院勤務の一日—〈病棟勤務〉
pp.2-5
発行日 1958年9月1日
Published Date 1958/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611201525
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産科の特色は,2つの生命を同時に取り扱うことにある.しかも異常の早期発見と,適切な処置が,直接母児の予後に決定的な働きをもつていることだ.だがもう一歩進んで,異常発生の予防こそ最も大切である.
病棟勤務においては,もう1つ忘れてはならぬことがある.それは,入院患者は,常に自分の事しか考えていないということである.だからこそ患者の訴えには耳を傾けよう.それも看護の1つだ.完全な看護とは,暖味のある,真心のこもつた奉仕の精神を基礎として成しとげられるのではなかろうか.
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