Japanese
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特集 電気刺激療法—最新の知見と展望—
6 痙縮に対するボツリヌス療法と電気刺激の併用効果
Botulinum Toxin Type A and Electrical Stimulation in the Treatment of Spasticity
加賀谷 斉
1
,
藤村 健太
2
Hitoshi Kagaya
1
,
Kenta Fujimura
2
1藤田保健衛生大学医学部リハビリテーション医学Ⅰ講座
2藤田保健衛生大学医療科学部リハビリテーション学科
キーワード:
痙縮
,
ボツリヌス療法
,
電気刺激
,
リハビリテーション
,
拮抗筋
Keyword:
痙縮
,
ボツリヌス療法
,
電気刺激
,
リハビリテーション
,
拮抗筋
pp.587-589
発行日 2017年8月18日
Published Date 2017/8/18
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- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨 ボツリヌス療法は局所の痙縮の抑制を目的として行われる治療法であり,本邦では四肢痙縮に対して広範に使用可能である.また,痙縮の抑制には電気刺激も用いられており,「脳卒中治療ガイドライン2015」においても,両者の記載がみられる.ボツリヌス療法と電気刺激を併用するときには,①ボツリヌス療法の痙縮抑制効果をさらに増強させる,②ボツリヌス療法により痙縮を抑制し,電気刺激によって筋力増強,機能改善を目指す,③①と②の両者を目指す,の3通りが考えられる.電気刺激の併用によりボツリヌス療法の痙縮抑制効果は増強するようであるが,まだ十分なエビデンスがあるとは言い難いのが現状である.
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