Japanese
English
特集 電気刺激療法—最新の知見と展望—
1 機能的電気刺激装置の最近の動向
A Review of the Current Functional Electrical Stimulation Devices
島田 洋一
1
,
松永 俊樹
2
,
工藤 大輔
1
,
斉藤 公男
2
Yoichi Shimada
1
,
Toshiki Matsunaga
2
,
Daisuke Kudo
1
,
Kimio Saito
2
1秋田大学大学院医学系研究科医学専攻機能展開医学系整形外科学講座
2秋田大学医学部附属病院リハビリテーション科
キーワード:
機能的電気刺激
,
脳卒中
,
脊髄損傷
,
脳性麻痺
,
多発性硬化症
Keyword:
機能的電気刺激
,
脳卒中
,
脊髄損傷
,
脳性麻痺
,
多発性硬化症
pp.564-569
発行日 2017年8月18日
Published Date 2017/8/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨 機能的電気刺激(FES)は,中枢神経障害による運動麻痺に対し,プログラムされた刺激による機能再建を行う治療法である.適応として,脳卒中・脳外傷,脊髄損傷,脳性麻痺,多発性硬化症などがあり,治療効果のエビデンスも豊富になりつつある.FESは,上肢用では手指把持動作再建,下肢用では麻痺性内反尖足・下垂足の歩行再建などが可能であり,表面電極システムを中心に臨床的に十分利用可能な実用的な製品がある.今後は費用面での患者家族負担が軽減されるよう,公的支援の拡充に期待したい.
Copyright © 2017, The Japanese Association of Rehabilitation Medicine. All rights reserved.