Japanese
English
特集 脊髄損傷リハビリテーション―現状・課題・展望
機能的電気刺激(FES)の慢性期患者への適応
Functional electrical stimulation(FES)in patients with chronic spinal cord injury.
松永 俊樹
1
,
島田 洋一
2
,
三澤 晶子
1
Toshiki Matsunaga
1
,
Yoichi Shimada
2
,
Akiko Misawa
1
1秋田大学医学部附属病院リハビリテーション部
2秋田大学医学部神経運動器学講座整形外科学分野
1Division of Rehabilitation, Akita University Hospital
2Division of Orthopedic Surgery, Department of Neuro and Locomotor Science, Akita University School of Medicine
キーワード:
機能的電気刺激
,
脊髄損傷
,
慢性期
Keyword:
機能的電気刺激
,
脊髄損傷
,
慢性期
pp.945-947
発行日 2008年10月10日
Published Date 2008/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552101352
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はじめに
脊髄損傷のような上位運動ニューロン障害では,下位運動ニューロンとその支配筋の生理学的興奮性は残存しており,これらに電気刺激を与えると麻痺筋の筋収縮を得ることができる.この原理を利用して脊髄損傷による麻痺肢の機能を再建する治療法は,機能的電気刺激(functional electrical stimulation;FES)と呼ばれている.本稿では,脊髄損傷慢性期患者に対するFESについて,その現状,課題および今後の展望について述べる.
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