特集 整形外科領域におけるロボットリハビリテーション
麻痺肢に対する機能的電気刺激(FES)治療
松永 俊樹
1
,
島田 洋一
,
工藤 大輔
,
斉藤 公男
,
木村 竜太
,
千田 聡明
,
畠山 和利
,
渡邉 基起
,
高橋 裕介
,
加賀美 開
,
須田 智寛
1秋田大学医学部附属病院 リハビリテーション科
キーワード:
四肢麻痺
,
脊髄損傷
,
電気刺激療法
,
片麻痺
,
脳卒中
,
ウェアラブル電子機器
,
把握動作
Keyword:
Wearable Electronic Devices
,
Electric Stimulation Therapy
,
Hemiplegia
,
Quadriplegia
,
Spinal Cord Injuries
,
Stroke
pp.488-495
発行日 2018年5月19日
Published Date 2018/5/19
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2018235806
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
脊髄損傷などによる一次運動ニューロン障害では、脳からの随意運動指令が二次運動ニューロンに伝達されず麻痺肢となる。機能的電気刺激(FES)は、プログラムされた動作刺激を行う治療法で、麻痺の回復促進や動作再建などに有用である。近年、新たなFESシステムが普及しつつあり、上肢把持動作や下肢起立歩行再建などに用いられている。今後は、リハビリテーションロボットと融合した麻痺肢に対するハイブリッド治療の進歩が期待される。
Copyright© 2018 MEDICAL VIEW CO., LTD. All rights reserved.