Japanese
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教育講座
摂食嚥下障害における倫理の問題
Ethics of Dysphagia
藤島 一郎
1
Ichiro Fujishima
1
1浜松市リハビリテーション病院
キーワード:
倫理四原則
,
倫理的気づき
,
倫理的ジレンマ
,
自律尊重原則
,
代理判断
Keyword:
倫理四原則
,
倫理的気づき
,
倫理的ジレンマ
,
自律尊重原則
,
代理判断
pp.785-793
発行日 2016年10月18日
Published Date 2016/10/18
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はじめに
摂食嚥下障害は終末期医療とも関わるためたいへん難しい問題である.人は「口から食べる」ことに日々喜びを感じている.しかし,残念ながら,脳卒中やパーキンソン病などの神経変性疾患,がんの終末期,あるいは認知症の終末期などには経口摂取ができなくなる.そして,これらの摂食嚥下障害は,しばしば同時に,自律・自己決定の障害を伴っており,倫理的に問題となってくる.本稿では摂食嚥下障害に関わる倫理についてポイントを概説する1).
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