特集 内科医のための成人移行支援―神経系疾患を中心として
[Chapter 3] 病院・地域の実情に応じた取り組み
地域での臨床倫理
金城 謙太郎
1,2
,
長尾 式子
3
,
竹下 啓
4
1金城医院
2帝京大学医学部 総合診療科
3北里大学看護学部 臨床看護学
4東海大学医学部基盤診療学系 医療倫理学領域
キーワード:
倫理的ジレンマ
,
臨床倫理コンサルテーション
,
臨床倫理問題
Keyword:
倫理的ジレンマ
,
臨床倫理コンサルテーション
,
臨床倫理問題
pp.1152-1155
発行日 2025年5月1日
Published Date 2025/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika135_1152
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★★★移行期においては,背景が異なる多職種の関わりが必要であり,本人の意思決定能力や家族らの関わりが変化しうることから,さまざまな困難や倫理的ジレンマが生じうる.
★★それらを臨床倫理的な問題として認識することが重要であり,日本臨床倫理学会の登録病院などに支援を求めることも必要である.
★地域の臨床倫理支援として,多職種が話し合える場,在宅医療・ケアと臨床倫理に通じた人材による支援,そして倫理教育が望まれており,地域の医療・ケア従事者が臨床倫理について深く学び,連携することが求められている.
★★★:一般内科診療で必要な内容,★★:総合内科専門医試験レベルの内容,★:専門性の高い内容

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