Japanese
English
特集 疼痛とリハビリテーション
7 疼痛に対する脊髄電気刺激療法
Spinal Cord Stimulation for Intractable Pain
平田 好文
1
,
後藤 真一
1
,
村上 雅二
1
,
國徳 尚子
1
Yoshifumi Hirata
1
,
Shinichi Gotoh
1
,
Masaji Murakami
1
,
Naoko Kunitoku
1
1熊本託麻台リハビリテーション病院脳神経外科
キーワード:
脊髄刺激療法
,
リハビリテーション
,
pain
Keyword:
脊髄刺激療法
,
リハビリテーション
,
pain
pp.620-625
発行日 2016年8月18日
Published Date 2016/8/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨 われわれは疼痛に対する脊髄刺激療法(spinal cord stimulation,以下SCS)の適応を交感神経依存性疼痛(sympathetically maintained pain,以下SMP)の観点から捉えることで,治療アルゴリズムを作成してきた.複合性局所疼痛症候群(complex regional pain syndrome:CRPS),肩手症候群,脳卒中後疼痛などの神経性疼痛についてSMPとの関連でSCSの成績を検討すると,SCSの有効例はSMPと考えられる症例が多く認められた.また,新しいSCSシステムの導入により,従来無効であった症例もSCSが有効となる可能性が出てきており,SCSは新しい時代を迎えている.SCS適応疾患の選択と新しいSCSシステムの選択により,さらに治療成績の向上が期待される.
Copyright © 2016, The Japanese Association of Rehabilitation Medicine. All rights reserved.