特集 エキスパートが語る小児理学療法
—エディトリアル—根拠ある評価ツール・治療介入を携え取り組む時代へ
小塚 直樹
1
Naoki Kozuka
1
1札幌医科大学保健医療学部理学療法学科
キーワード:
小児理学療法
,
evidence based medicine
,
EBM
,
療育
Keyword:
小児理学療法
,
evidence based medicine
,
EBM
,
療育
pp.1057-1058
発行日 2017年12月15日
Published Date 2017/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551201053
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はじめに
日本の乳児死亡率と新生児死亡率は,2015年の分析では1,000の出生に対して1.9であり,世界でも有数の低率である1).数少ない死亡の原因は先天奇形,変形および染色体異常,周産期に特異的な呼吸障害および心血管障害,乳幼児突然死症候群の順に多く,救命処置により存命した場合,想定される後遺障害から,以降の医学的管理,とりわけ小児リハビリテーションの必要性が浮き彫りとなっている.
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