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特集 リハビリテーション科専門医のロールモデルとリハビリテーションのエビデンス
1 回復期リハビリテーション病棟をさらに進化させるために—リハビリテーション科専門医に期待すること
The Role Which is Expected of Medical Specialists in Rehabilitation Medicine to Make More Kaifukuki Rehabilitation Wards Evolve
石川 誠
1
Makoto Ishikawa
1
1医療法人社団輝生会
キーワード:
回復期リハビリテーション病棟
,
チームアプローチ
,
質の評価
,
FIM利得
,
リハビリテーション科専門医
Keyword:
回復期リハビリテーション病棟
,
チームアプローチ
,
質の評価
,
FIM利得
,
リハビリテーション科専門医
pp.190-196
発行日 2016年3月18日
Published Date 2016/3/18
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- 参考文献 Reference
要旨 日本のリハビリテーション(以下,リハ)医療は人口の高齢化とともに発展し,2000年に介護保険制度施行とともに回復期リハ病棟が創設された.その後,現在までにリハに関する診療報酬は改定ごとに変化したが,理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の国家資格保持者数の増加,回復期リハ病棟の増加などによりリハ医療は各地域に普及した.しかし,回復期リハ病棟における患者1人あたり疾患別リハの平均実施単位数は増加したがfunctional independence measure(FIM)利得の変化は乏しく,回復期リハ病棟の質は医療機関間で大きな差があると指摘されることとなった.回復期リハ病棟を有する病院にリハ科専門医が勤務している病院は2015年4月の時点で29.4%にすぎない.今後,回復期リハ病棟にはリハ科専門医の配置を必須とし,質の向上が期待されるところである.
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