第48回 日本リハビリテーション医学会 学術集会/千葉 《パネルディスカッション》最近リウマチ治療―座長/織田 弘美
関節リウマチ関節機能障害に対する手術療法の進歩
勝呂 徹
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1東邦大学医学部整形外科
pp.694-698
発行日 2012年10月18日
Published Date 2012/10/18
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はじめに
関節リウマチ(rheumatoid arthritis:RA)の関節機能障害は,日常生活動作(ADL)障害の重大な原因である.生物学的製剤の導入にもかかわらず荷重関節などの変化は経時的に進行することが明らかになっている.それ故の最新治療は,常にトータルマネジメントに基づき行うことが重要である.機能再建には炎症のコントロールと優れた手術方法が不可欠である.新たな長期耐用性を求めた人工関節などが開発され用いられている.人工関節置換術の進歩は,関節機能の改善と供に日常生活機能を向上させている.これらの観点から生物学的製剤のもたらす利点と手術手技およびインプラント進歩の観点から述べる.
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