今月の主題 自己免疫病
検査と疾患—その動きと考え方・75
慢性関節リウマチ—検査と治療の進歩
山形 寿太郎
1
,
橋本 博史
1
Jutaro YAMAGATA
1
,
Hiroshi HASHIMOTO
1
1順天堂大学医学部内科(膠原病)
pp.283-286
発行日 1983年3月15日
Published Date 1983/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542917414
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はじめに
約20年の経過を持つ慢性関節リウマチの患者を呈示する.まだ原因不明で,病態生理が解明されていない疾患であるが,リウマチ反応と言われるリウマトイド因子の測定は古くより行われているものの,検査,治療の面でも確たる進歩がみられていない.しかし一方では,現行の検査を踏まえて新しい治療への努力もなされつつある.
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