第48回 日本リハビリテーション医学会 学術集会/千葉 《シンポジウム》骨粗鬆症のマネージメント―座長/遠藤 直人
骨折の危険因子―ビタミンD,ビタミンK不足の視点からの診断へ―
佐久間 真由美
1,2
,
遠藤 直人
2,3
,
青木 可奈
3
,
木村 慎二
3
1新潟医療福祉大学医療技術学部理学療法学科
2新潟大学大学院医歯学総合研究科機能再建医学講座整形外科学分野
3新潟大学医歯学総合病院総合リハビリテーションセンター
pp.484-488
発行日 2012年8月18日
Published Date 2012/8/18
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ビタミンD
血中ビタミンDレベルに関しては,骨粗鬆症関連骨折である大腿骨近位部骨折と脊椎圧迫骨折者において低値であることがわかってきた.それだけではなく,ビタミンDは認知症や転倒,骨質,生命予後といった骨折以外のファクターにおいても近年,何らかの関連を持つことが報告されている.
ビタミンDは肝臓で水酸化酵素の働きを受けて25(OH)Dとなり,腎臓でさらに1位が水酸化されて1,25(OH)2Dとなり,これが標的臓器において活性化ビタミンDとして作用する.
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