特集 抗血栓療法—おさえておきたい最新のエッセンス
抗血栓薬の特徴を知る
【抗凝固薬】
ビタミンK阻害薬
和田 英夫
1
,
松本 剛史
2
1三重大学大学院医学系研究科検査医学
2三重大学輸血部
pp.2322-2325
発行日 2015年12月10日
Published Date 2015/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402223842
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ポイント
●静脈血栓症の治療ならびにその予防には,ワルファリン療法が最も有効な治療法の1つである.
●他の抗凝固薬は活性化凝固因子を抑制するが,ワルファリンにより活性低下した凝固因子が産生される.
●ワルファリン療法のモニターにはPT-INRが有用であるが,病態に合わせて治療域を決定する必要がある.
●大出血あるいはそのリスクが高いときは,ワルファリンの減量あるいは中止を行い,必要なら凝固因子の補充を行う.
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