特集 内科医がになう骨粗鬆症—診療と生活指導の最新情報
骨粗鬆症の薬物治療
ビタミンDとそのアナログ,ビタミンK
遠藤 逸朗
1
1徳島大学大学院医歯薬学研究部血液・内分泌代謝内科学
pp.514-517
発行日 2016年3月10日
Published Date 2016/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402224006
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ポイント
●複数の臨床検討成績から,ビタミンD投与は椎体骨折抑制効果や転倒予防効果を示すことが明らかとなっている.
●新規活性型ビタミンD3製剤であるエルデカルシトールの骨に対するエビデンスが蓄積されつつある.
●わが国においては,ビタミンD不足症が高頻度に存在することが示されている.
●ビタミンK2製剤投与は,少数例における検討で腰椎骨密度の上昇と臨床椎体骨折の抑制効果が報告されている.
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