第48回 日本リハビリテーション医学会 学術集会/千葉 《シンポジウム》骨粗鬆症のマネージメント―座長/遠藤 直人
骨粗鬆症によるADL・QOLの低下
萩野 浩
1
,
尾崎 まり
1
,
山下 英樹
1
,
山脇 美香
1
1鳥取大学医学部附属病院リハビリテーション部
pp.481-483
発行日 2012年8月18日
Published Date 2012/8/18
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はじめに
骨粗鬆症は“骨強度の低下によって,骨折のリスクが高くなる骨の障害”と定義される.骨粗鬆症は骨折リスクが高まっているが,骨量減少のみが存在していても必ずしも症状をともなわず,脆弱性骨折を発症してはじめてその存在に気が付かれることが多いため,「沈黙の疾患」と呼ばれる.言い換えれば,骨折が発生しなければ,骨粗鬆症による日常生活動作(ADL)制限は生じない.したがって,本症では併発する骨折がもたらす機能障害,能力低下が問題となる.
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