第48回 日本リハビリテーション医学会 学術集会/千葉 《シンポジウム》神経筋疾患の呼吸リハビリテーション―座長/花山 耕三
本邦における神経筋疾患・脊髄障害の呼吸リハビリテーションの現状
笠井 史人
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1昭和大学医学部リハビリテーション医学教室
pp.385-388
発行日 2012年7月18日
Published Date 2012/7/18
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はじめに
神経筋疾患・脊髄障害による呼吸障害患者の呼吸リハビリテーション(以下,リハ)では,肺・胸郭のコンプライアンスの維持や気道のクリアランスが中心となる.これらの患者は改善が見込めない,もしくは進行性であるため,人工呼吸器や排痰装置などの機器の使用を想定しなければならないうえ,呼吸は生命に直結する機能である点も,そのリハの特殊性である.在宅人工呼吸器療法の発展とリハ医療の変遷について触れ,また神経筋疾患・脊髄障害の呼吸リハガイドライン策定委員会によるアンケート調査結果をもとに,本邦における神経筋疾患・脊髄障害の呼吸リハの現状について報告する.
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