第46回 日本リハビリテーション医学会 学術集会/静岡 《教育講演》
障害者スポーツ医学の最先端―残存骨格筋は内分泌器官である
田島 文博
1
,
古澤 一成
2
,
中村 太郎
3
,
大隈 秀信
4
,
梅津 祐一
5
,
井手 睦
6
,
美津島 隆
7
,
上田 まり
8
,
中村 健
1
,
河津 隆三
9
,
荒川 英樹
1
,
伊藤 倫之
1
,
山中 緑
1
,
幸田 剣
1
,
後藤 正樹
1
,
佐々木 裕介
1
,
神埜 奈美
1
,
河﨑 敬
1
,
梅本 安則
1
,
下松 智哉
1
,
坂野 元彦
1
,
上西 啓裕
1
,
大川 裕行
10
,
浅山 滉
11
1和歌山県立医科大学リハビリテーション医学・スポーツ温泉医学研究所・みらい医療推進センター
2吉備高原リハビリテーションリハビリテーション科
3大分中村病院
4熊本託麻台病院リハビリテーション科
5小倉リハビリテーションリハビリテーション科
6聖マリア病院リハビリテーションセンター
7浜松医科大学リハビリテーション科
8北九州八幡東病院リハビリテーション科
9九州労災病院リハビリテーション科
10星城大学リハビリテーション学部
11長尾病院リハビリテーション科
pp.304-309
発行日 2010年5月18日
Published Date 2010/5/18
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はじめに
我々は20年以上にわたり,社会福祉法人太陽の家で働く脊髄損傷対麻痺者の健康管理と大分国際車いすマラソン大会出場選手のスポーツ医科学的研究をする機会に恵まれた.その結果,脊髄損傷者(以下,脊損者)には運動が不可欠であることが判明した.運動が身体に好影響をもたらす機序として,骨格筋を内分泌器官として捉えることが重要であることが理解できてきた.そのため,骨格筋のMyokine分泌に関する研究を推進した.これらの研究成果を元に,脊損者における体力・健康維持増進とスポーツに関する知見をご紹介する.残念ながら,多くのデータが最新なため,投稿中など未発表なものが多く,図表に示せないことをご理解願いたい.
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