Japanese
English
増大特集 リハビリテーション医学2007―最近10年の動向とエビデンス
リハビリテーション・アプローチ
脊髄損傷―とくに加齢との関連から
Current topics in rehabilitation of spinal cord injury.
山中 緑
1
,
田島 文博
2
,
幸田 剣
2
,
神埜 奈美
2
,
小川 隆敏
3
,
古澤 一成
4
,
杉山 宏行
4
,
池田 篤志
4
Midori Yamanaka
1
,
Fumihiro Tajima
2
,
Ken Kouda
2
,
Nami Kanno
2
,
Takatoshi Ogawa
3
,
Kazunari Furusawa
4
,
Hiroyuki Sugiyama
4
,
Atsushi Ikeda
4
1大阪府立急性期・総合医療センターリハビリテーション科
2和歌山県立医科大学リハビリテーション科
3海南市民病院泌尿器科
4吉備高原医療リハビリテーションセンターリハビリテーション科
1Department of Rehabilitation Medicine, Osaka General Medical Center
2Department of Rehabilitation Medicine, Wakayama Medical University
3Department of Urology, Kainan City Hospital
4Department of Rehabilitation Medicine, Kibikogen Rehabilitation Center for Employment Injuries
キーワード:
脊髄損傷
,
運動
,
補装具
,
合併症
Keyword:
脊髄損傷
,
運動
,
補装具
,
合併症
pp.1055-1062
発行日 2007年10月10日
Published Date 2007/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552101065
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はじめに
ここ10年のリハビリテーション医療の発展は素晴らしく,脊髄損傷(以下,脊損)のリハビリテーションそのものも大きな進歩を遂げている.American Spinal Injury Association(ASIA)の評価(図1)の普及により,診療レベルの底上げもされたと感じる1).しかし平均寿命が長くなり,高齢化の問題が起こっている.転倒転落による高齢脊損者の増加もその一つであるが,本稿では,若年時に受傷し壮年も終わりにさしかかっている脊損者の医学的問題をリハビリテーションの観点で考えてみたい.
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