第45回 日本リハビリテーション医学会 学術集会/横浜 《パネルディスカッション》リハビリテーション難渋例の実践検討2―呼吸循環器系のハイリスク―座長/上月 正博・水落 和也
キーノートレクチャー2:循環器系ハイリスク患者への実践的リハビリテーションアプローチ
水落 和也
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1横浜市立大学附属病院リハビリテーション科
pp.350-353
発行日 2009年6月18日
Published Date 2009/6/18
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はじめに
今回の学術集会抄録集の会長挨拶には,『パネルディスカッションでは……ケーススタディの積み重ねが治療の質を高めるという基本に立ち返り,リハビリテーション難渋例を症例討論いただきます.』とあり,本テーマは,実践医学としてのリハビリテーション(以下,リハ)医学の重要性を,身を以て示してこられた故石田暉教授の強いご遺志の現れと理解している.
本学術集会では第38回学術集会(横浜)の専門医会パネルディスカッションで『リハ医学におけるリスク管理』を取り上げ,第42回学術集会(金沢)パネルディスカッションでは,『リハにおけるリスクマネージメント』が取り上げられたが,難渋例の症例報告という形のパネルディスカッションはこれまでに例がない.
ここでは呼吸循環器系のハイリスクに関する各演者の症例報告の前に,循環器系ハイリスク患者への実践的リハアプローチに関連する文献を紹介し,ディスカッションのポイントを提示する.
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