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編集後記
藤田 郁代
pp.367
発行日 2018年12月15日
Published Date 2018/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.6001200204
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今年の秋は暖かい日が続いていましたが,北風の到来とともに師走の季節となりました.
本誌は発刊から15年が経過しますが,すべての言語聴覚障害領域を網羅する学術誌として幅広い領域の論文を掲載してきました.過去2年間に掲載された原著論文,症例報告,短報の障害領域を調べてみますと,最多が失語症・高次脳機能障害領域で13編,次いで摂食嚥下障害領域が11編,言語発達障害領域が5編,吃音領域が3編,発声発話領域が1編,聴覚障害領域が1編となっています.このうち約40%の論文が言語聴覚療法における評価・訓練・指導,予後予測などについて検討しており,残りの約60%が評価・指導・訓練法を開発するための基礎的研究の成果を報告しています.このほか,調査報告や現場最前線では言語聴覚士の業務実態などが報告されています.
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