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編集後記
藤田 郁代
pp.297
発行日 2018年9月15日
Published Date 2018/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.6001200192
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今年は災害が多く,7月に西日本を襲った豪雨は住民の方々の日々の暮らしを大きく破壊してしまいました.被災された方々に心からお見舞い申し上げますとともに,できるだけ早い時期での復旧を祈念いたします.
西日本では,厳しい残暑の中での復旧作業がまだ続いており,日本言語聴覚士協会も大規模災害リハビリテーション支援関連団体協議会(JRAT;Japan Disaster Rehabilitation Association Team)のメンバーとして復旧を支援しています.JRATは,2011年3月11日に発生した東日本大震災を機に結成された組織で,日本リハビリテーション医学会,日本理学療法士協会,日本作業療法士協会,日本言語聴覚士協会,日本義肢装具士協会,日本介護支援専門員協会など13団体が加盟し,大規模災害時の組織的な支援に備えて全国規模の体制づくりを進めています.人々の生活機能の維持・向上に専門的に対応するリハビリテーション専門職は,被災された方々の健康の維持,被災された障害のある方や高齢者の活動性の維持・向上に専門的な知識や技能を活用することができると思われます.当協議会は,災害時に多職種が連携して適切な対応がとれるよう,都道府県単位で多職種災害リハビリテーション・コーディネーター育成のための研修会も開催しています.
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