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編集後記
藤田 郁代
pp.53
発行日 2013年3月15日
Published Date 2013/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.6001100356
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今冬は例年に増して寒さが厳しく,北日本などでは繰り返し大雪警報・注意報が出されました.本誌が届く頃は桜の便りが聞かれる季節となりますが,厳しい冬を越して咲く花はいっそう鮮やかなことでしょう.
さて今号には,発語失行の評価と記憶障害の道順訓練をテーマとした原著論文2編とシンポジウム「大規模災害への対応」が掲載されています.「大規模災害への対応」は,昨年6月に福岡市で開催された第13回日本言語聴覚学会のシンポジウム演題をまとめたものです.震災から2年が経過しましたが,被災地の復興は思うように進んでおらず,福島原発については今後の見通しさえはっきりしません.自然の猛威は再びいつ,どこに襲ってくるかわからず,今回の経験から得たものを共有し,次に活かすことが非常に重要です.
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