リポート「現場,最前線」
介護保険施設における言語聴覚士の実情と課題―静岡県における実態調査の分析
坂本 恵子
1
,
杉山 亜由美
2
,
渡辺 悟史
3
,
北野 市子
4
1羽鳥デイサービスセンター ひなたぼっこ
2三島中央病院リハビリテーション課
3コミュニティーホスピタル甲賀病院リハビリテーション科
4静岡県立こども病院診療支援部
pp.168-172
発行日 2011年11月15日
Published Date 2011/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.6001100302
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1.はじめに
近年の医療保険制度改定により,リハビリテーションの日数制限に加え在宅復帰率が評価の対象となったことは,介護保険領域にリハビリテーションの役割が移行しつつあることを意味する.しかし,現実に医療保険から介護保険への患者の流れがどのように行われているか,あるいはどの程度機能しているのかについては地域特性などによって異なると予測され,データの集積が必要であると考える.
今回,筆者が所属する静岡県言語聴覚士会・老健部会にて静岡県内の回復期から維持期へ移行する患者の動向について調査したので,若干の考察を加えて報告する.
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