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シンポジウム 急性期における言語聴覚士のあり方―早期言語聴覚療法のポイント
座長記
Preface
立石 雅子
1
Masako Tateishi
1
1目白大学保健医療学部言語聴覚学科
pp.17-18
発行日 2008年3月15日
Published Date 2008/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.6001100143
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- Abstract 文献概要
医療費抑制の流れの中,在院日数がさらに短縮化されている昨今,急性期に関わる言語聴覚士の数は着実に増加している.急性期の言語聴覚療法を実施している施設を対象として急性期の言語聴覚リハビリテーションに関する基礎的なデータ収集を行い,さらに,実際に急性期に行われている対応についての情報収集に基づき,日本言語聴覚士協会学術研究部急性期小委員会が急性期における言語聴覚リハビリテーションに関する指針を出したのは2005年3月のことであった.以来,すでに3年が経過した.急性期において留意すべき方向性については指針にまとめられたが,より具体的な言語聴覚士の関わり方,どのように対応するのかという点について明確にする必要があった.
急性期において特に重要となるのは,どのように経過を追い,どのような点に注目することでどの障害が残り,どの障害は消失するのかについて予測を立てるのか,状況の変化の中でおおよその評価をどのように行い,必要なリハビリテーションが実施できる施設にどのようにつないでいくかという先の見通しが必要となる.
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