講座
摂食・嚥下障害リハビリテーションのチームアプローチにおいて言語聴覚士に望むこと―リハビリテーション医の立場から
藤島 一郎
1
1聖隷三方原病院リハビリテーションセンター
pp.39-45
発行日 2004年11月1日
Published Date 2004/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.6001100009
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人口の高齢化,最先端医療技術の進歩による重症患者の長期生存,摂食・嚥下障害に対する情報の普及などにより,摂食・嚥下障害治療のニーズが急増している.摂食・嚥下障害は,①脱水や栄養障害の原因となる.②誤嚥が肺炎や呼吸器合併症につながる.かつ,③食べる楽しみの喪失につながるという大きな問題を抱えている.このような状況の中で軽症から重症患者さんまで,言語聴覚士が積極的に関わって摂食・嚥下障害の指導や教育,治療の中心的役割を果たすことが期待されている.本稿では摂食・嚥下障害のチームアプローチの重要性について概観し,リハビリテーション医の立場から言語聴覚士に望むことについて述べることとする.
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