第51回 日本リハビリテーション医学会 学術集会 パネルディスカッション◎摂食嚥下チームワーク
摂食嚥下リハビリテーションチームにおける作業療法士の役割と課題
黒住 千春
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1川崎医療福祉大学医療技術学部リハビリテーション学科
pp.417-420
発行日 2015年7月18日
Published Date 2015/7/18
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はじめに
作業療法とは,「障害を有するもの,またはそれが予測されるものに対して,その主体的な生活の獲得をはかるため,諸機能の回復・維持および開発を促す作業活動を用いて,治療,指導及び援助を行うこと」と定義されている.摂食嚥下リハビリテーション(以下,リハ)領域で考えると,「主体的な生活」とは,「自分で食べたいと思い,自分で食べること」と言い換えることができる.作業療法士は,何らかの理由により自分で食べることが難しい症例に対し,身体的,精神的および環境的側面からアプローチを行う.
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