第51回 日本リハビリテーション医学会 学術集会 パネルディスカッション◎摂食嚥下チームワーク
当院における摂食嚥下障害に対するチームアプローチ—急性期リハビリテーション介入システムを通じて
目谷 浩通
1
,
東野 孝治
1,2
,
清水 五弥子
1
,
花山 耕三
1
,
椿原 彰夫
1
1川崎医科大学リハビリテーション医学教室
2水前寺とうや病院
pp.408-410
発行日 2015年7月18日
Published Date 2015/7/18
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はじめに
近年,地域包括ケア(地域の医療・福祉が一体となって地域住民の治療やケアに当たる),すなわち地域をチームとして捉えた連携を推し進める事の重要性がいわれている.病院の機能分化などもあり,1つの病院で治療が完結することが少なくなっているため,地域包括ケアが特に重要となってくる.このことからもわかるように,一概にチームといっても,各患者のコアチームもあれば,栄養サポートチーム(NST)や褥瘡チーム,感染対策チームなど院内の専門チームなどもあり話が混同しやすい.今回は摂食嚥下チームということで,コアチームではなく,院内の摂食嚥下障害診療にあたるチームについて考えたい.また,当院の現状および地域包括ケアにおける摂食嚥下チームの存在意義について考え,「最良のチームワークとは」について検討したい.
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